理事長所信2022

理事長所信

第46代理事長 田村 力

初めに

2023年度に福生青年会議所第46代の理事長の職を預からせていただく田村力と申します。

この数年間、青年会議所運動において様々な経験を積ませていただき、自分自身に変化がありました。それは地域の事を今まで以上に深く考え、地域のために行動をするようになった事です。

福生青年会議所のメンバーにも同様の想いを持ってもらえるように積極的に機会の提供を行い、同じように地域を考える人材を増やしていきます。それが今まで以上に良い地域を作っていく事だと信じて、この1年間を進んで行くことを決心しております。

また、人は明るく楽しそうな場所や組織の周りには自然と集まってくるものだと思います。スローガンに Let`s Enjoy JCI Fussa ~新しい風を巻き起こせ!~を掲げておりますので、若者らしく青年会議所の運動を前向きに、明るく、そして楽しく進めていきます。その際には、青年会議所という組織だけでなく、地域の関係諸団体の皆様とも協力して運動発信を行なっていきます。

先輩諸兄姉をはじめ関係者の皆様により引き継がれてきた歴史ある福生青年会議所の理事長として私が役得を与えられるだけでなく、地域に私たちのパワーを伝えることを決意するとともに、ここに所信を述べさせていただきます。

内部の理解と成長

福生青年会議所の現役メンバーは新しく加入した人材が多く、地域に対して何が提供できるのか、何を提供したいのかという事が明確になっていない状況です。この点を解決するために内部にもしっかりと目を向けて、青年会議所の運動を理解する事に重点を置いていきます。そして地域のために運動をしている組織だという事を再認識をして2023年の地域に対する運動を進めていきます。

そして、何よりも大切な事はメンバーに対する機会の提供をしっかりと行なっていく事です。青年会議所は役職による学び、人との出会いによる学び等の様々な良い機会がありますので、メンバー全員に適切な学びの機会を積極的に提供していきます。 

メンバー全員が自分の考えで青年会議所の運動を理解し、地域を想う気持ちを高めていきます。メンバー毎に各地域・各団体とのつながりの深さに違いがありますので、全体力が上がれば地域貢献できる範囲もより広く伝わっていきます。

また、ここ数年は新型コロナウイルスの影響もあり現役メンバーがお互いのことを十分に知ることができていないという現状もあります。メンバー同士が交流できるような機会も積極的に作り、人と組織の結束を更に高めて地域を良くする運動を発信していきます

関係諸団体との連携

2市1町の地域には様々な主目的を掲げて、この地域をより良くしていこうと活動している団体が数多くあり、2023年はこれらの関係諸団体と今まで以上につながりを強めていきます。お互いの組織の共通課題として会員数の減少や新型コロナウイルスによる活動内容の変化等の問題が挙げられます。これらの課題に対してお互いが協力をして、相乗効果で活動を盛り上げてより良い地域の実現に向けて前進していきます

福生青年会議所の運動エリアは福生市、羽村市、瑞穂町の2市1町にまたがりますが、活動の中心が主に福生市となってしまっています。しかし、福生青年会議所がコミットメントすべきは運動エリアの全域です。普段から目線を広げ、福生市だけではなく羽村市、瑞穂町をもっと巻き込んで、広い視点での運動を進めていきます。

また、2023年は東京都全体と近隣の秋川流域にて、大規模且つ高いレベルで地域のために行われる二つの事業があります。同じ青年会議所の仲間が行う事業に福生青年会議所としても積極的に連携して関係性を深めて、大規模な事業がどのように地域のためになるかということを学び、将来的な福生青年会議所の地域貢献の可能性の幅を広げます。

青少年の健全な成長を促す

子供たちは狭くは地域の将来を担う、広くは日本や世界の将来を担う存在です。その子供たちも新型コロナウィルスの影響により従来よりも自分たちの日々の学びの発表の場が減ってしまいました。そのような子供たちに青年会議所のネットワークと経験を使い、子供たちが明るく楽しく発表を行う事が出来る機会の提供を行います。新型コロナウイルスで暗くなってしまった世の中でも、子供たちには明るく前を向いていけるような気持ちになれる機会を提供します。

また、子供たちの健全な成長のためには心身の鍛錬というものも欠かせません。ただ体を鍛えていればいいのかというと私はそうは考えません。様々スポーツの界の事例からも体を鍛える事と正しい心を育てる事は別の問題であると考えます。そのために子供たちに正しい心と体の鍛錬が出来るような機会の提供を行い、青少年の健全な成長を促していきます。

青少年の健全な成長に必要な要素は子供たちだけに限ったことではありません。現在は片親であったり、ワンオペレーションでの子育てであったりと親自身が様々な原因で子育てに悩むという事があります。このような親の問題に少しでも寄り添う活動も福生青年会議所として行なっていきます。

グローバルネットワークの再認識

現在の福生青年会議所においては、青年会議所として先導すべきグローバルネットワークが置き去りにされている面があります。青年会議所はアメリカが発祥の地でありますし、世界的にネットワークが構築されています。このような大きな機会を活用しない手はありません。改めて我々が所属している組織の大きさと目指している事の大きさを認識して活動の根幹としていきます。

我々には世界中に仲間がおり、本気で今の世界の問題に対して考えているのです。気候変動、所得の格差、紛争等これからの時代で解決していく課題は、一国だけでは解決できない事が多いです。JCI(Junior Chamber International)という世界的な組織を通してならば、課題に取り組めるという事を次の世代のためにも再周知していきます。 

また、福生青年会議所の活動エリアには横田基地という国際的な活動を行う事が出来る環境も整っております。身近な場所に国際に触れる事の出来る機会があるのだから、横田基地とも新たな関係性を構築できるように取り組んでいきます。その周りに外国籍の方が大勢住んでいます。言語の壁などにより、地域に溶け込み切れていない等の課題もありますので、その点に対しても福生青年会議所として取り組んでいきます。

会員拡大について

地域を想う人材が一人でも多くいるという状況は地域にとって間違いなくプラスとなり、よりインパクトのある地域貢献をする事が出来ます。そのためにも、具体的な拡大の対象も再検討します。我々がどのような地域の層に対して積極的にアプローチしていくかという工夫が必要です。地域の他の関係諸団体のメンバーは元々地域に対する想いが高いですので、青年会議所運動にも共感が得られやすいと考えます。

日本の青年のみならず多くの外国籍の青年もこの地域で生活しています。また、ここ数年で福生青年会議所は女性の拡大には成功していますが、一方で年齢が若いという理由だけで若者へのアプローチも十分ではない側面がありました。拡大の対象を今までの固定概念にはとらわれずに幅の広い視野で取り組んでいき、幅の広い人材拡大を行なっていくことにより、メンバーの価値観も広がり、青年会議所として掴める機会の範囲も広がります。その事が将来の福生青年会議所の活力となっていきますので、未来のために一所懸命に取り組んでいきます。

そして、何より我々の仲間を増やすという気持ちを持って2023年はメンバーで一丸となり、楽しみながら拡大運動に取り組んでまいります!

結びとして

まずは私が福生青年会議所第46代理事長を拝命する機会をいただけた事に深く感謝を申し上げます。歴史を紡いでくれた先輩諸兄姉や地域の皆様に恥じないように、地域に貢献していく事を第一に考えて1年間を過ごしていくことを決意しております。理事長という責任のある役職ですが、スローガンにもあるように、その中で精一杯Enjoyして、2023年以降のメンバーに活き活きとした背中を見せていきます。

そして福生青年会議所の現役メンバーが、青年会議所運動とは何かを自分自身の言葉で話せるような状態にまで成長できるように促し、何よりメンバー全員が運動自体を楽しめるようなモチベーションとなれるような機会の提供をいたします。

新しい工夫やアイデアを積極的に取り入れ、関係諸団体との連携を強くして、新しいつながりも構築していきます。福生青年会議所がより良く、そして運動エリアの福生市、羽村市、瑞穂町が明るく発展できるように尽力していく所存です。新しい風と新しいエネルギーをこのエリアに巻き起こせるように精一杯楽しんで、努力して参ります。

皆様からの今まで以上のご指導ご鞭撻、ご理解ご協力を承りますことをお願い申し上げ、2023年度の理事長所信とさせていただきます。

2023年度基本方針
  • メンバー同士の相互理解の実施
  • 青年会議所運動のさらなる理解
  • 地域諸団体との連携強化
  • 青少年の健全な成長のための機会の提供
  • グローバルネットワークの認識と活用
  • メンバー全員で会員拡大
2023年度スローガン

『Let’s Enjoy JCI Fussa!』